こんにちは!皆さん、美容室で施術を受けた後、美容室内でするトリートメント(大体別途費用のかかるもの)はしていますか?
「市販のコンディショナーしか使ったことがない」
「ドラッグストアーに売っているトリートメントは使ったことはあるけど…」
という方がほとんどじゃないでしょうか?「ちゃんと毎回やってるよ!」
という方はそのまま続けることをお勧めします。
この記事では、そのサロン内(美容室内)でするトリートメントとはどんなものなのか?
美容室でするトリートメントと市販のトリートメントの違いやメリット・デメリット、
おすすめのトリ―トメントは?などについて説明していきます!
そもそもトリートメントってどんなもの?
ヘアトリートメントは、髪の毛を保護し、修復し、強化するための特別なケアや製品を指します。
これは、シャンプーとコンディショナーだけでは補いきれない髪の栄養補給やダメージ修復を目指すものです。
ヘアトリートメントは、乾燥、分け目、ダメージ、色落ち、パーマの持ちなど、さまざまな髪の問題に対処するために使用されます。これらの製品は、髪の内部と外部の両方に働きかけ、髪を健康で美しい状態に保つのに役立ちます。
ヘアトリートメントにはさまざまな種類があります。
例えば、ディープコンディショニングトリートメント、プロテイントリートメント、ホットオイルトリートメントなどがあります。これらは、それぞれ異なる種類の髪の問題に対処するために設計されています。
『傷んだ髪のお手入れ方法だけ』だと捉える方がほとんどではないでしょうか?
そこに加えていただきたいのが、市販とサロン用の違い、これ以上髪のダメージを進行させない為の「予防」としても使われているということです。
髪のダメージの種類ってどんなのがある?
髪のダメージの種類、大きく4つあります。
- 物理的なダメージ: 頻繁なブラッシング、ヘアスタイリング、ヘアアイロンやヘアドライヤーの過度な使用などは、髪の毛を物理的に傷つける可能性があります。これらの行為は髪の表面の保護層を剥がし、髪の内部構造を露出させ、乾燥や分裂を引き起こします。
- 化学的なダメージ: パーマ、カラーリング、ブリーチなどの化学的な処理は、髪の毛のタンパク質構造を変化させ、髪の毛を弱く、乾燥し、壊れやすくします。
- 環境的なダメージ: 強い日差し、風、塩水、塩素などの環境要因も髪にダメージを与えます。これらは髪の毛を乾燥させ、色素を褪せさせ、髪の毛を弱くします。
- 栄養不足: 髪の毛は健康を維持するために適切な栄養を必要とします。特に、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群(特にビオチン)、鉄、亜鉛などの栄養素が不足すると、髪の毛は健康を失い、痛みやすくなります。
これらのダメージは、髪の毛の表面にあるキューティクル(髪の毛の保護層)を破壊し、髪の毛の内部構造であるコルテックスに影響を与えます。これにより、髪の毛は乾燥し、パサつき、折れやすくなり、見た目にも健康を失います。
日常生活の中でも、シャンプー時やタオルドライ時、ドライヤーで髪を乾かす時、スタイリングの際に使うヘアアイロンなど、毎日少しずつ蓄積される髪の摩擦や熱などが原因で髪が損傷していきます。
シャンプー時の正しい指の動かし方やタオルドライ時のタオルの使い方、ブラッシング時のブラシの使い方や、洗い流さないトリートメントで髪を保護することにより、摩擦による負担を軽減することができ、また、ドライヤーやコテやヘアアイロンの正しい使い方をすることにより、熱での損傷を軽減することもできます。
ダメージを軽減できる方法をより多く知っているか否かでは髪の状態も大きく変わってくるんです。
サロントリートメントは髪の内部と外部を補修
パサつき、乾燥、潤い不足、広がり、うねり、クセ毛、切れ毛、枝毛など、髪のお悩みはたくさんありますよね。
また、「ここも気になるし、こういうところも改善してほしい」等、おひとりの方でも複数の悩みを持っていらっしゃる方も珍しくはありません。
それだけ今の髪のダメージは複雑化してきているんですね。
トリートメントは髪の内部に栄養素を浸透させ、ダメージホールを補修し、髪に潤いとハリコシを作っていきます。
さらに、髪の表面に被膜を作り、浸透させた栄養素の流出を防ぎ、髪の滑らかさを作ることによりキューティクルが閉じて髪を良い状態に戻していきます。
したがって、サロントリートメントは髪の内部と外部とを修復しながら髪のコンディションをベストな状態に整え、理想な髪に近づけていってくれるんですよ。
艶のあるキレイな髪は、サロントリートメントでのベース作りにもなります。
サロントリートメントの必要性と効果
美容師さんに良く、トリートメントしませんか?と言われることはないですか?
「勧められるけどどんな効果があるか分からない」と思ってる方も少なくないのでは?
サロントリートメントの効果は大きく分けて2つあります。
髪の毛の栄養補給
髪の毛は死活細胞と言ってすでに死んでいる細胞です。
いわゆる【爪】と同じです。
このために髪の毛は自分自身で状態を回復していくことが出来ませんし、一度受けてしまったダメージを修復することが出来ません。
カラーやパーマでダメージを受けても外部から栄養を取り入れていくことで髪の毛の質感を回復することが出来るので、カラーやパーマをする際はサロントリートメントとの同時施術がベストです!
ダメージレスで施術していく
美容師側としてもカラーやパーマといった同時の施術に関してはあまりオススメができるものではありません。
ダメージしづらくなったとはいえ、同時施術のリスクが完全に消えたわけではありませんから。
髪質によってトリートメントしたとしても同時施術でダメージを受けてしまうことがあります。
これは髪質によて変わってしまうので、提案する人と提案しない人がかなり分かれてしまいますが、トリートメントを提案する際はダメ―ジレベルに応じて提案しているので、しっかり施術していくためには必要なものになります。
美容室と自宅で行うトリートメントの違いはなに?
次は、美容室で行うトリートメントとご自宅で行うトリートメントの違いについて説明していきます!
まずはご自宅でのトリートメントの違いをメリット・デメリットに分けて紹介していきます!
【自宅でのトリートメントのメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
値段が安い | カラーやパーマの入りやかかりが悪くなる |
時間がかからない | 髪の毛のダメ―ジの補修力が弱い |
手軽にキレイを保てる | 毛穴に詰まる可能性がある |
このように自宅で行うトリートメントは、手軽に買えるものが多く、いろいろなトリートメントを簡単に試しやすい点から新しいトリートメントに挑戦できるのが大きなメリットかと言えます。
また、自宅で簡単にトリートメントができるので、お仕事などで忙しく美容室でゆっくりトリートメントをする時間がない方でもでき、手軽さが故に毎日することでサラサラ感が保てます。
しかし市販で売られているトリートメントにはシリコンが多く含まれており、そのシリコンが髪の毛の表面をコーティングしてサラサラにしてくれるのですが、そのせいでカラーやパーマのかかりが悪くなったり、内部までしっかり補修できずに軋みやパサつきの原因になったりします。
また、本来つけなくていい根本部分からトリートメントをつけてしまったり、洗い流しが不十分なせいで毛穴の詰まりとなり、フケがでてしまったり頭皮が匂うという頭皮トラブルにつながることもあります。
では反対に、美容室でのトリートメントはどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
【美容室でのトリートメントのメリット・デメリット】
メリット | デメリット |
髪質が良くなる | 費用がかかってしまう |
カラーやパーマの持ちが良くなる | 時間がかかる |
髪の毛のプロに施術してもらえる |
美容室でトリートメントをする最大のメリットはなんといっても、髪の毛のプロである美容師に施術してもらえることではないでしょうか♪
その人の髪の状態を見て適切なトリートメントを選んでくれることによって、トリートメントの持続時間が長くなり、髪の毛をより良い状態にしてくれます。
またサロントリートメントはカラーやパーマによって受けるダメージを最小限に抑えてくれるので、カラーやパーマの持ちも良くなります。
しかしトリートメントの成分にこだわっていたり、丁寧に施術をしてくれる分、やはりコストや時間がかかってしまうのがデメリットではあります。
ですが髪についての悩みや相談などをプロである美容師に質問でき、不安や疑問点をその場で解消できる点ではやはりプロにお任せしてみるのもありなのでは?と思います。
以上が美容室でトリートメントをするにあたって起こるメリット・デメリットになります。
時間をとることができて髪の毛のまとまりやダメージが気になっている方はぜひ、美容室でのトリートメントをおすすめします。
逆にあまり時間が取れない方はご自宅でのトリートメントの付け方、量などに気をつけていただきながら、できれば毎日髪のケアをしてあげてください。
トリートメントの効果を持続させるおすすめポイント♪
シャンプーにこだわる
酸性タイプのシャンプーや、髪の成分であるアミノ酸を補充してくれるアミノ酸系シャンプーなど、サロントリートメントをサポートしてくれる商品がおすすめです。
より髪の質感を求めるならサロン専売品にチャレンジしてみませんか?
あなたの悩みをより理解している私たちにご相談くださいね。
(年齢別に髪の悩みが違うため、悩みに合ったシャンプー剤に変えましょう!)
正しいシャンプーを覚えましょう
爪を立てて洗うのではなく、指の腹を使って地肌を優しく揉むようにして洗いましょう。
頭皮を傷つけてしまうと老けなどの原因もなりかねませんから注意です。
コンディショナーも使う。またはトリートメントに変える
シャンプーの後は潤い補修としてコンディショナーやトリートメントを使ってあげましょう。
市販でも構いませんが、サロンで勧められたトリートメントなら尚良しです♪
コームやブラシを使う
トリートメントを付けてから、コームやブラシで梳かしておくと後のスタイリングまで扱いやすくなります。
アウトバストリートメントを付ける
アウトバストリートメント=洗い流さないタイプのトリートメントです。
髪質やヘアスタイルにより、ミスト・ミルク・オイルなどの目的に応じた商材を選択できるようになります。
洗い流さないタイプのトリートメントについてもっと詳しく知りたい方は【洗い流さないトリートメントの正しい使い方&人気な商品を現役美容師がご紹介】を見てみてください。
養毛剤・育毛剤も使い始める
抜け毛や薄毛が気になりだしたら、養毛剤・育毛剤も使い始める。
(これは担当美容師さんに頭皮の診断をしていただきましょう)
決まるスタイリング剤を選択する
ヘアスタイルによっては、決まるスタイリング剤をチョイスして仕上げます。
(ワックスやジェル、スプレー類などスタイルに合わせて使い分けていきます)
自分なりのセットの仕方を研究してみましょう!!
ホームカラーをする際は時間を守る
ホームカラーの場合は、注意書きに記載されている時間を守ってください。
必要以上にダメージが進行しすぎてしまい、髪のハリコシが無くなりスタイリングも決まらなくなります。
ドライ状態でアイロン操作をする
コテやアイロンなどの熱によるダメージの蓄積により髪でありながら髪でない状態になることもしばしばあります。
これは、必ずドライ状態で操作するのですが、髪が濡れているときに熱を入れてしまうと髪の中でタンパク質の水蒸気爆発が起こり、内部の組織が壊れてしまいます。
こうなると手の施しようがありません。
髪であって髪で亡くなってしまうので必ず、ドライの状態でアイロン操作をしてください。
髪の乾かし方やドライヤーの使い方をマスター
髪を洗ったら、できるだけ早く乾かしましょう!
濡れたままで放置していると雑菌が繁殖してしまい、臭いの元になり兼ねません。
洗ったら少しでも早く乾かす習慣がとても大事になります。
おすすめのサロントリートメントTOP2
ここまででサロントリートメントの良さが伝わっていただけたのではないでしょうか?
ですが調べてみると、サロントリートメントは種類が多く、どのトリートメントをすればいいのかわからないと思います。
そこで!現役美容師である私がおすすめのサロントリートメントを2つご紹介します!
TOKIOインカラミトリートメント
今、巷で有名になっているTOKIOトリートメント。
ダメージ補修力と毛髪強度の改善力が魅力のトリートメントですが、持続性の高さが特徴的です。
ほかの記事でも紹介しているように(「今巷で流行っている”TOKIOトリートメント”の種類や効果、購入方法などをご紹介」)圧倒的に高い毛髪修復力を持ち、サラッと軽やかで指通りの良い髪に仕上がります。
髪のパサつきが気になったり、コテやヘアアイロンをよく使うという方におすすめのトリートメントです。
【TOKIOトリートメントの特徴】
- 見た目や手触りといった「表面ケア」ではなく、本質的な「髪質ケア」
- ダメージの補修力・毛髪強度の改善率が非常に高い
- トリートメントの持ちが良い(1か月~2か月)
- 価格相場はやや高め
【今巷で流行っている”TOKIOトリートメント”の種類や効果、購入方法などをご紹介】にTOKIOトリートメントについてより詳しく書いているので参考にしてみてください。
オージュアトリートメント
10年以上もの間美容業界で愛用されている、国内最大の美容メーカー「ミルボン」が日本女性の髪の毛を研究し続けて生み出したヘアケアブランドの「オージュア」。
オージュアのトリートメントは、日本女性の毛髪、地肌の特性を徹底的に研究し、美容習慣や気候に応じた一人ひとりにピッタリのアイテムです。
くせ毛、猫っ毛、カラーやパーマで傷んだ髪など様々なお悩みを抱えている方に使っていただけます。
オージュアの大きな特徴は3つあり、一つ目はサロンだけではなくホームケアにも最適なほど豊富なラインナップを取り揃えていること。
2つ目はミルボン独自の最新成分により高いヘアケア性能を誇ること。
そして3つ目は、ミルボンによる美容師へのサポートが手厚いことです。
【オージュアトリートメントの特徴】
- 悩みに合わせた9種類のサロントリートメント
- ミルボンによるサロンサポートが手厚く、取り扱いサロンのレベルが高い
- 高級ラインは非常に高性能
- それほど高くない価格帯から取り揃えがある
- 効果の高いラインになるとTOKIO以上に高価格
【人気継続中!長年愛されているAujua(オージュア)商品を現役美容師が徹底解説】にオージュア商品について詳しく書いているので参考にしてみてくださいね♪
最後に
いかがでしたでしょうか?
今回は美容室で行うトリートメントの効果や必要性、髪のダメージやおすすめのサロントリートメントについて紹介しました。
この記事を読んで、サロントリートメントの良さが十分に伝わり、また、サロンでトリートメントを受けてみようと思った方がいらっしゃれば幸いです♪
これからの時期は紫外線によるダメージが多くなってきますので、ぜひサロンでトリートメントをし、うるつや髪を目指しましょう♪
つるつるサラサラな髪を継続して手に入れていってほしいです。
最近よく聞く【髪質改善】について近々お伝えしようと思います!
※記事の内容は、個人の感想であり効果効能または安全性を保証する、あるいは否定したりするものではありません。
※本記事内の口コミは個人の感想であり、効果・効能を示すものではありません。
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※この記事で紹介している商品のうち「アレルギーテスト済」に該当するものは、すべての人にアレルギーが起きないというわけではありません。