暑い暑い夏到来!!
こんな暑い時、暑い日にしっかり髪の毛なんか乾かしてられない!!
そんな気持ちになるのは分かります。
「あぁ担当の美容師さんに怒られるなぁ」
「髪の毛、痛むなぁ」
「寝癖つくだろうな」
「カラーリング、落ちちゃうなぁ」
など、分かっててもついやってしまう“放置“。
そんな皆さんのお悩みに少しでも力になれればと思い、現役美容師の私がレクチャーする【髪の毛を早く乾かす方法】。
これであなたも明日から速乾テクを駆使し、綺麗でツヤツヤな髪を手に入れましょう!
〜必殺!速乾術〜
基本的に「タオルドライをしっかり」や「根本から乾かして…」など押さえて頂きたいPOINTはあるのですが、結構知っている方もいるのではないでしょうか?
ということで、先ず最初にご紹介する”速乾術”に速乾を可能にする魔法のアイテムをご紹介!!
【速乾アイテム】
〜速乾タオル〜
その① タオル de ターバン 美容師さんが考えた髪のためのタオルシリーズ(ハホニコヘアドライマイクロファイバー)価格 ¥1,430(税込) 【特徴】 ・優れた吸水力で驚きの乾き。 ・タオルで巻いても崩れてしまう方にオススメ! ボタンで留めるだけで心地よくフィット。 ・髪の痛みが気になる方へ。ゴシゴシする必要ゼロ!ふんわり素材で優しく包み込む。 ・ロングヘア―でも余裕のひと巻き 。約52cm × 50cmの大きさで髪の毛全体を包み込む。
その② カラリモア 吸水ヘアターバン 価格 ¥1,100(税込) 【特徴】 ふわふわ・やわらかな肌触りで、吸水性抜群のマイクロファイバー製の吸水ヘアターバン。 お風呂上がりにサッとかぶるだけで、マイクロファイバーが髪の毛の水分を素早く吸水してくれます。 あらかじめ水分を吸収することでドライヤーの時間を短縮し、熱気による髪の毛の痛みも防ぎます。 サイズ 約48cm×22cm
〜速乾スプレー〜
その③ クイックブローミスト ブルガリアンローズの香り / メロウフルールの香り/ローズリリーの香り/柑橘の香り/ブルガリアンローズの香り/本体 / 180ml ※写真はブルガリアンローズ 【特徴】 髪が早く乾くブロー用ヘアトリートメントミスト。アゼオトロピック効果(水の沸点を下げる効果)で髪を乾かす時間の短縮をサポートします。 ドライヤーの熱が地肌や髪につたわるのを抑え、熱によるダメージを和らげます。 浸透系トリートメント成分と毛髪保護成分により、髪の内側と外側からヘアダメージをケアします。 ノンシリコン処方。ブルガリアンローズの香り。 180ml ¥1,100(税込)/詰替え用 300ml ¥891(税込)
〜ヘアドライ手袋〜
その③ ダイソー「ヘアドライ手袋」¥110 【特徴】 なんと!100均の「ダイソー」で購入可能な髪を乾かすために作られた手袋。 素材は「ポリエステエル80%」「ナイロン20%」でふわふわの「マイクロファイバー」で瞬時に水分を吸収。 利き手と反対(ドライヤーを持つ手と反対側)の手にはめ、乾かすだけ! かなりの"時短"になると、人気の商品です!
これは意外と知らない人も多いと思うので目から鱗ですね!
そしてお次は髪を早く乾かす方法実践バージョンです。
これさえ知っていて毎日実践すると必ずと言って良いほど髪の毛は早く乾きます。
【速乾術】
パート① 〜洗面所で髪を乾かさない〜
どこで乾かしても同じだと思う人は多いはず。
ですが意外や意外、全然違いんです!
理由は簡単です。
日本の家庭の洗面所の作りは大体似ていますよね。
脱衣所、洗濯機を置くところ、洗面所。。。
この”空間“で髪を乾かすと「湿度」が籠りやすいのです。
湿気の多いところで乾かすとその分髪は乾きにくいので、なるべく湿度のないところで乾かすのが良いです。
パート②〜髪を乾かす順〜
髪の毛を乾かすのに私たち現場の美容師も常々意識することがあります。
1,しっかりタオルドライ(頭皮→中間→毛先)
【1.5(裏技ワザ)速乾アイテムの「ヘアターバン」などでしっかり包み、風呂上がりの熱さがマシになるまでとめておいてもOK。】
2,根本からドライ(毛先から乾かしても水分は毛先へと移行するため)
3,大雑把でOK。しっかり頭皮に指が当たる実感があるくらい徹底して根本に風を
4,根本がある程度乾いたら今度は髪の中間、毛先に風を
※この時は少し丁寧に、風をなるべく上から当ててください
5,お家にブラシがあるなら使う事をオススメします。(クッションブラシ推奨)
※ブラシを使うと束になっている髪をバラけさせることが出来均一に風が当てられるからです
6,ほとんど乾いたなぁと実感できるレベルにくると最後に冷風で
※例えるなら”蕎麦”のように湯がいて最後水でシメるのと同じイメージです
この6つの手順が基本です。
冷風は扇風機などでも代用可能です。
湿度の少ないリビングでなるべく髪を乾かすようにし、上記の乾かし方を意識することで確実に髪を早く乾かせます。
加えて【速乾アイテム】を使う事で時短できるようになります。
他、賛否あるかもしれませんがどうしようもなく暑い時は
「5分〜10分しっかり乾かして休憩」をオススメします。
これはドライヤーの”余熱”を利用する考えです。
10分間ほどしっかり乾かすと髪に余熱が生じますので休憩している間にも髪がドライヤーされた状態に近い状態で入れます。
後ほど説明する「〜乾かさないといけない理由〜」で説明しますが、放置時間が長くなる事によるデメリットも知っておいた上でやる方がいいですね。
〜乾かさないといけない理由〜
さて、皆さんが知っての通り「乾かさないといけない」のには理由があります。
まずは1番最初にパッと連想できる【ダメージ】です。
髪の毛の表面にある「キューティクル」は髪の毛が濡れている時が一番デリケート。
図の左側「健康な髪」はしっかりこのキューティクルが閉まっています。
逆に右側か開いているのがお分かり頂けると思います。
この開いたキューティクルが分かりやすい事で言う“手触り”に大きく関係します。
「ガシガシ」「ゴワゴワ」な手触りなんて嫌ですよね。。。
そうした手触り面においても、まとまりや広がりにおいてもとても影響の大きい事なのです。
そしてそれと同じように、もしくはそれ以上にヤバいことが起きます。
それは頭皮の”雑菌“です。
この雑菌。思いの外頭皮トラブルの原因になります。
①頭皮の匂い
…濡れた頭皮は殺菌にとては最高の環境。
特に夏などは汗も加わりますので最悪。
酸化した汗や汚れは匂いの元になるので、そういう菌からも頭皮を守る必要があるのです。
②フケ・痒み・抜け毛の原因
…自然乾燥してしまった頭皮や髪の毛は必要以上に水分を蒸発させてしまいます。
そこで水分を保とうと頭皮から皮脂が多く分泌されてしまうのです。
そして油分が多く出てしまうと雑菌が繁殖してしまい頭皮が荒れる、などの「頭皮トラブル」に繋がってしまいます。
頭皮環境が悪化すると角質が剥がれてしまい、フケや痒みの原因になってしまいます。
必要以上に出てしまった皮脂は毛穴に詰まってしまい、髪の毛に正常に栄養が行き辛くなってしまったり、抜け毛の原因になってしまいます。
③頭皮が冷える
濡れたまま髪の毛を放置すると自然と髪の中の水分が蒸発します。
暑い夏は特に、クーラーなどで室温を下げていると思いますので頭皮の熱も一緒に奪ってしまいますし、その時に体の熱も奪ってしまいます。
当然体が冷えると体の抵抗力が下がり、風邪などを引きやすくなります。
また、”冷え”は「血行不良」を引き起こします。
女性は男性に比べ指先や足先から冷えやすいと聞きます。
ですので特に気をつけないとこの血行不良により髪の毛に栄養が行き届きにくくなり、髪痩せ(髪の毛が細くなってしまう事)や抜け毛の原因となります。
その他、肩こりなどの”疲れ”などにも影響します。
これらのように乾かさず放置する事で髪から頭皮、頭皮から体全体の冷えに繋がって免疫力の低下や、髪の栄養不良に繋がりますのでなるべくすぐに髪を乾かした方がいいのです。
〜乾かさない事で起きる現象〜
①髪の毛が痛む➡︎キューティクルをしっかりと閉じせせる必要がある
②風邪を引きやすくなる➡︎水分が残っている事で頭皮から、そして体から熱が奪われるため
③痒み・フケの原因➡︎頭皮環境悪化により角質が剥がれる(フケ)・毛穴詰まり(痒み)
④頭皮の匂いに繋がる➡︎水分+汗で菌が増殖、匂いの原因に
⑤冷えによる肩こりなど体への影響➡︎髪の毛、体から奪われる熱により起こる冷え。冷えから起こる肩こりなどの影響
〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか?
乾かさないとダメだダメだ。。。と、分かっていてもついついやってしまう濡れ髪の「放置」。
具体的にその理由と懸念される事柄を知ると少しは乾かそうと思って頂けたのではないでしょうか。
サロンで実際のお客様と多く関わる私は、「傷みが気になるからトリートメントをしたい」とご来店されるお客様に「傷んだと思われる心当たりはありますか?」と聞きます。
髪の痛みと言いましても色んな理由が考えれますし、それによって使うトリートメントの種類や提案させて頂く施術内容が変わります。
やはり傷みが気になる多くの方が「髪を乾かさず寝ている」といった印象を受けます。
まずはきちんと乾かす方がいい事やその理由をお話しさせて頂きますし、最悪の場合はそのままの放置を避け「速乾ターバン」の使用などをオススメしています。
そういった「全く何もしていない」人より、幾分気にかけている方の方が圧倒的にダメージが減らせます。
現場で気付くことができるのでこれを見た皆様には是非、せめてもアイテムを使ったりして【完全放置】だけは避けて頂ければと思います。
この記事が少しでも皆様のお役に立てればと思います。
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