〜はじめに〜
【アンチエイジング(Anti-Aging)】は、文字通り「老化に対抗する」という意味を持ちます。
これは、人々が健康的で若々しく、活力に満ちた状態を維持し、老化のサインや症状を遅らせる、または逆転させるためのさまざまな手法やアプローチを指します。
そんなアンチエイジングのアプローチは以下のようなものが考えられます。
①生活習慣の改善:バランスの取れた食事、定期的な運動、十分な睡眠、ストレスの管理など、健康的な生活習慣を取り入れることで、老化の進行を遅らせることができます。
②スキンケア:UV保護、保湿、抗酸化成分を含む製品の使用など、適切なスキンケアを行うことで、皮膚の老化を遅らせることができます。
③サプリメントや栄養補助食品:特定のビタミン、ミネラル、抗酸化物質などを摂取することで、体の老化を遅らせる効果が期待されています。
④医療的手段:ホルモン補充療法、レーザー治療、美容整形手術など、医療的な手段を用いて老化のサインを減少させることも可能です。
⑤メンタルヘルスの維持:瞑想、マインドフルネス、ポジティブな思考など、精神的な健康を維持することもアンチエイジングに寄与します。
アンチエイジングは、単に外見の老化を遅らせるだけでなく、身体の内部の健康や機能を維持・向上させることを目指すものです。しかし、アンチエイジングの手法や製品には、科学的根拠が不十分なものも多いため、使用する際には十分な情報収集や専門家の意見を参考にすることが重要です。
《一般調査》〜エイジングケアは何歳から始めれば良いの?〜
「エイジングケアは何歳から始めるのがいいですか?」とアンケート調査した結果、
1位…『25〜29歳(44人)』
2位…『20〜24歳(34人)』
3位…『30〜34歳(20人)』
となりました。
これを見て皆さんはどう思いますか?
〝20代からエイジングが必要″と考えている人がこんなにも多いことに正直私は驚きました。
今でこそ〝アンチエイジング″という言葉は普通に耳にしますが、昔はそんな言葉を聞くことも考えることもしなかったからです。
そして〝20代からエイジングが必要″と考える理由は以下の通りです。
肌のたるみ、くすみ、回復力が遅くなった等の感覚がはっきりとありました。(40代)」
などの意見がありました。
これらの意見をまとめると「エイジングケアは早ければ早いだけ良い」と考えるのが今の主流で、「20代の内からエイジングケアを始めた方が良い」との意見が一番多かったです。
〜アンチエイジングを何かしら心がけてやっている人〜
ご覧の通り、既にアンチエイジングを何かしら行っている人は全体の大凡3割の人でした。
そしてそのアンチエイジングにトライしている方の年齢は高年代層で比率が高く、30代〜40代で30%代、50代〜70代で40%代だったことが分かりました。
〜アンチエイジング、やってる人の内容〜
アンチエイジング実施者やアンチエイジングの経験者が行う内容(複数回答)は、
「スキンケア用品・化粧品、石鹸等の使用」…38.6%
「ウォーキング」「歯の手入れや定期健診・治療」「定期健診を受ける」…35~36%
で最も割合が多く、他に多かったのが
「紫外線対策」などでした。
因みに男性の60~70代では、「ウォーキング、散歩など」が最も多くなっていたようです。
〜今後アンチエイジングの方法として挑戦してみたいもの〜
「やった方が良いことは分かってはいるが時間がない」「続かない」など、様々な理由でエイジングから遠のいてしまっている方もいるかと思います。
ですが、それは自分だけではないのでご安心を。
まだエイジングに取り組めていない方の【今後アンチエイジングの方法として挑戦してみたいもの】をご紹介します。
先ずは何と言っても睡眠。
アンチエイジングに効果的な睡眠は以下の事が考えられます。
①質の良い睡眠…レム睡眠とノンレム睡眠という言葉をお聞きになったことはありますか?
簡単に言いますと、レム睡眠は精神的な回復や感情の安定にも関与している区間、ノンレム睡眠は身体的な疲れを回復するために非常に重要な区間の事を言います。
そしてアンチエイジングに必要なのはレム睡眠とディープスリープです。
②理想的な睡眠時間とは…アンチエイジングに理想的な睡眠時間は1日7時間〜9時間と言われています。
③一定の就寝・起床時間…体内リズムを整えるためには、毎日同じ時間に寝る・起きることが望ましいです。
④自分に合った寝具…マットレス、枕、毛布など、自分に合ったアイテムを使用する事で1度の睡眠の質が向上します。
⑤快適な室温…「寒いくらいの室温で毛布に包まって寝るのが好き!」と、よく聞きますし、同感です笑 ですが理想の室温というのは18℃〜22℃だそうです。
室温を下げすぎると筋肉や関節を固くさせ血行が悪くなるそうです。
⑥照明OFF、無音で…寝室は暗く、静かな環境を保つことが重要です。
⑦カフェインやアルコールの摂取を控える…寝る数時間前はカフェインやアルコールの摂取を避けると良いでしょう。これらを摂取することでトイレが近くなったり、レム睡眠を妨げてしまうようです。
⑧ブルーライトを控える…スマートフォンやコンピュータのブルーライトは、(※)メラトニンの分泌を妨げることが知られています。
寝る前のスクリーンタイムを減らすか、ブルーライトカットの機能やグラスを使用すると良いでしょう。
(※)メラトニン…2~3時に分泌される神経ホルモン。睡眠の安定や体内時計の調整に作用。
⑨オススメは寝る前の読書…読書や深呼吸、瞑想などを取り入れることで、質の良い睡眠を得やすくなります。睡眠前にリラックスする習慣を何かしら見つけれると良いと思います。
アンチエイジングのために挑戦するのでしたら以上のポイントを抑えて取り組むと効果が増すと思うので是非知っておいて下さい。
続きまして、【今後アンチエイジングの方法として挑戦してみたいもの】の2番目にお声が多かったのが「ウォーキング・散歩」です。
アンチエイジングのための散歩ですのでよりリフレッシュし、ぐっすり眠れる事に繋げるのが大事です。
ウォーキング・散歩をする前に知っておきたい事をご紹介します。
①先ずはしっかりストレッチ…お分かりかもしれませんが、ウォーキング前後にストレッチを行うことで筋肉の柔軟性を保ち、怪我のリスクを減少させることができます。
②自然の中で歩く…森や公園などの自然環境での散歩は、心のリラックス効果が高く、自然の中のマイナスイオンはリフレッシュ効果があります。ですのでなるべく自然の中を歩くようにしましょう。
③友人や家族と一緒に歩く…トレーニングとしてのウォーキングではないので、社交的な活動としてウォーキングを楽しむことで、心の健康を向上させることがより効果的です。
④深呼吸を取り入れる…深呼吸をすることで酸素の取り込みが増え、脳や筋肉への酸素供給が向上します。
⑤正しい姿勢で適切な速度で歩く…背筋を伸ばし、肩をリラックスさせ、首をまっすぐに保つことで、筋肉のバランスを良くし関節への負担を減少させます。
速歩は心臓を強化し、カロリーを多く消費します。
一方、ゆっくりとしたペースでの散歩はリラックス効果があり、ストレスの軽減に役立ちます。
⑥適切な靴を選ぶ…足に合った快適なウォーキングシューズを選ぶことで、足や膝への負担を減少させ、長時間のウォーキングをサポートします。
⑦変化を楽しむ…同じルートを毎日歩くのではなく、異なる場所や環境で散歩を楽しむことで、心の健康や気分の向上にも寄与します。
このようにあくまで目的は〝リラックス・リフレッシュ″ですので、追い込みすぎは厳禁です。ゆるく、毎日でも続けれるよう心身に負荷をかけ過ぎないことがポイントです。
【今後アンチエイジングの方法として挑戦してみたいもの】の上位2つについてお話ししましたが、以降は比較的「生活習慣」にまつわる事が多く挙がっておりました。
やはりアンチエイジングで心がけるべきことは【心と体のリラックス】なのではないでしょうか。
〜アンチエイジングのために普段意識して摂り入れている栄養素(アンケート)〜
最後に、アンチエイジングを意識している方々が「普段意識して摂り入れている栄養素」についてのアンケートとその結果についてお話しします。
これらは20代~50代の女性によるアンケート結果となっております。
鉄板の《ビタミンC》が42,2%と一番多く、《鉄分》《タンパク質》が次点となっております。
我々の体にとても大切な「鉄分」についてもお話しします。
鉄分は体の酸素輸送、エネルギー生成、免疫機能のサポート、皮膚の健康維持、ホルモンの合成に関与しています。
しかし、過剰な鉄摂取は健康リスクを引き起こす可能性があるため、適切な量の摂取が重要です。
アンチエイジングのためにはバランスの良い鉄分の摂取が推奨されます。
生理のある女性にとって「鉄分」はとても大事です。
鉄分を摂っている理由を調査したところ、『貧血防止のため』が最も多く、『体調を整えるため』『肌トラブル改善のため』『免疫力を高めるため』『体の冷え改善のため』との回答がありました。
成人女性が必要とする一日の鉄分摂取量の目安は大体「6.5g」と言われています。
20~50代女性の約6割が、一日の鉄分摂取量目安を摂れていないというアンケート結果が出ました。
一言で「鉄分」といっても実は鉄分には2種類あることをご存知でしょうか。
「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」という2種があります。
ヘム鉄は動物性で人体への吸収が10%~30%と高いのが特徴です。
第1位…ヘム鉄(生) 第2位…鶏レバー(生) 第3位…牛レバー(生)
一方「非ヘム鉄」は「ヘム鉄」に比べると吸収のされ方が異なり、さらに吸収率が5%以下と低いです。
ですが食べ方によって吸収率を上げる事ができます。
非ヘム鉄はビタミンC(ブロッコリーなど)、クエン酸(梅干し、レモンなど)、タンパク質(肉、魚、卵など)などと一緒に摂れば吸収率が上がります。
正しい知識と食事の工夫が必要です。
第1位…レンズ豆 第2位…納豆 第3位…枝豆
勿論間違ってはいませんが、【アンチエイジング】に必要な栄養素として他にも重要な役割のあるものをご紹介します。
①ビタミンE:強力な(※)抗酸化作用があり、細胞のダメージを防ぐのに役立ちます。
例:アボカド、ナッツ系
②ビタミンA:皮膚の再生をサポートし、細胞の成長と修復を助けます。
例:レバー、バター、卵黄
③ビタミンD:骨の健康をサポートし、免疫機能を強化します。
例:魚類、キノコ類
④オメガ-3脂肪酸:炎症を減少させ、心血管の健康をサポートします。
例:サバ、イワシなどの青魚
⑤ポリフェノール:抗酸化作用があり、細胞のダメージを防ぐのに役立ちます。
例:緑茶や赤ワイン、チョコレートなど
⑥亜鉛:免疫機能のサポートや、皮膚と髪の健康を維持するのに役立ちます。
例:牡蠣、豚レバー、牛赤身肉
⑦コラーゲン:肌、髪、爪、関節の健康をサポートします。
例:牛すじ、豚バラ、鶏手羽
これらがアンチエイジングに効果的であることを少し頭に入れておけば、日常で少し意識して摂り入れやすくなるのではないでしょうか。
〜感想・まとめ〜
いかがでしたか?
一般的に聞くことが多くなった「アンチエイジング」という言葉ですが、それを意識し何か取り組みをしている人は意外に多かったように思います。
その背景にはやはり「女性の社会進出」があるのではないでしょうか。
ご自宅で家事、育児をするに留まらず、人と会う機会も格段と増えた昨今。
身だしなみとして、自分自身に自信を持って日々を過ごすためにも「エイジング」はとても重要です。
私はサロンでお客様とエイジングについて聞かれたりお話しする際にこの様に持論を話します。
『エイジングとは年齢に抗い若作りをする事ではなく、その年齢の自分を自然に、より魅力的に魅せる事だと思う。』
『無理せず、自然体で美しい美容を目指すと良い』
このようにお話しします。
年を重ねれば白髪もシワも増えていく、これはごく普通で誰でもそうなります。
『若い時と比べて〜だ』、などと嘆いてしまう気持ちは分かりますが、嘆いたところで仕方がない、今の自分を誇れる日々の過ごし方時間の過ごし方の方が、ストレスも軽く周りから見ても魅力的な人間に映るのではないでしょうか。
「アンチエイジング」の極意は若さへの抗いではなく、大人になった自分との向き合い方で、今の自分を愛せる自分づくりなのではないかと考えます。
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※この記事内の「エイジングケア」とは、年齢を重ねた肌にうるおいを与えるお手入れのことを指します。